2018年読んだ本

 

愛に乱暴

ミゾミゾした。人の心は移ったらもとに戻らないんだなと思った。哀しい物語だったけど、読む手止まらず上下巻一気読み。

愛に乱暴 上 (新潮文庫)

愛に乱暴 上 (新潮文庫)

 
愛に乱暴 下 (新潮文庫)

愛に乱暴 下 (新潮文庫)

 

 

この闇と光

途中までヨーロッパの話だと思ってたらちがった。不思議な世界観だったけど、妙にリアル。自分を理解してくれる人とは。

この闇と光 (角川文庫)

この闇と光 (角川文庫)

 

 

レインツリーの国

君一人で決めんなや、二人のことやん、と思います。

聴覚障害者がヒロインの本。主人公とヒロインの想いに共感したり、ムズムズしたり。引用文は前後も含めてかなり感銘を受けた。というか決断を一人ですることも大事だけど、相手ありきの話なら尚更やなと思った。

レインツリーの国 (新潮文庫)

レインツリーの国 (新潮文庫)

 

 

影法師

時代小説。泣いた。時代小説は苦手だったけど、面白い。友情、友情、とにかく友情。自己犠牲の精神に感服。

影法師 (講談社文庫)

影法師 (講談社文庫)

 

 

そして誰もいなくなった

名作。面白い。みんながみんな疑心暗鬼になっていく狂気。どんどん読めた。

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 

 

神様のカルテ

某副院長先生おすすめの、現役医師の著書。泣いた。地方の医療現場について詳細な物語だけど、医療系の小説ではなくて、ヒューマンドラマ。登場人物の色が立つあたたかい本。

神様のカルテ (小学館文庫)

神様のカルテ (小学館文庫)

 

 

シルエット

ふわふわした主人公の後悔先に立たずな本。日常の中にヒントが散らばってるのに、見ないでるから分かった時には遅いパターン。すぐ読み終わる。

シルエット (角川文庫)

シルエット (角川文庫)

 

 

八日目の蟬

フェミニズムがすごい。あまりリアルじゃないけど世界観に引き込まれた。絶対に絶対に逃げきれるわけないのにもう少しだけでも長くいてほしいと願ってしまう。せつな面白い。

八日目の蝉 (中公文庫)

八日目の蝉 (中公文庫)

 

 

レイクサイド

大人も子どもも一人の人間で、むしろ大人のほうが色々考えすぎてだめだし、子どものほうが素直で行動的。最後、ギョッとした。

レイクサイド (文春文庫)

レイクサイド (文春文庫)

 

 

ユートピア

最初あまり進まなかったけど、途中から面白くてどんどん読んだ。ママさんたちの世間体とか性格上の複雑なやりとりもそれぞれに共感と反感があったけど、なんと言っても最後のどんでん返し。真相を知った瞬間のせつなさはハンパない。子どもは敏感。

ユートピア (集英社文庫)

ユートピア (集英社文庫)

 

 

人魚の眠る家

脳死判定、どこまでが生きているということ?分からなくなる。途中、騙された。みんな現実を受け止めるために、自分のために必死だなと思った。

人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)

人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)

 

 

ノルウェイの森

ほぼ官能小説。だいたいのことをセックスで解決してる感。自殺は一見、自己完結だけど、こうやって余波を残して、どんどん人の心を削って、残された人は考えに考えを重ねて病んでいく。

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

 
ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

 

よるのふくらみ

三角関係?あまり進まなくて、前半で断念。

よるのふくらみ (新潮文庫)

よるのふくらみ (新潮文庫)

 

 

白いしるし

漫画を読んでるような感じ。恋愛小説だけど、情景が浮かんだ。みんな自分の好きな人(一方通行)のことを信じてすがって疲れないのかな。

白いしるし (新潮文庫)

白いしるし (新潮文庫)

 

 

虚ろな十字架

推理小説。犯人の動機に隠れる、過去の過ち。ほんとうに小さなことから起きる殺人。どんどん読める。

虚ろな十字架 (光文社文庫)

虚ろな十字架 (光文社文庫)

 

 

木漏れ日に泳ぐ魚

暗い。恋人がお互い疑い合って、解放される。兄妹の恋愛かと思ってちょっと引いてたけど、真相が明らかになるところはグイグイ引き込まれた。想像が想像でしかない感じ。

木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫)

木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫)

 

 

イニシエーション・ラブ

面白い。どういうこと?ってなった。騙された。題名どおり、通過儀礼的な恋愛。一過的。

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

 

 

豆の上で眠る

ミステリー。主人公が本ものの姉を探し求める複雑なお話。どうなるの?と思って読み進めた。ちょっと世間離れしてる。

豆の上で眠る (新潮文庫)

豆の上で眠る (新潮文庫)

 

 

イノセントデイズ

厚さではなくて、いろんな立場からのエピソードたっぷりで、そういう意味でボリューミー。結論は納得いかないけど、客観的にはこれでよかった感?人を救うことの難しさ。

イノセント・デイズ (新潮文庫)

イノセント・デイズ (新潮文庫)

 

 

ハゴロモ

疲れた心にしみる逸品。お父さんを亡くしてしまったお母さんが、状態は良くないけど、お父さんを好きだった、結婚してよかった、という想いでいることに感動。また読みたい。

ハゴロモ (新潮文庫)

ハゴロモ (新潮文庫)

 

 

サヨナライツカ

バンコク舞台、情景が目に浮かび、王国の優美な世界。だけど切ない、悲しい、気持ち。人を好きになることは素敵だなと思う。

サヨナライツカ (幻冬舎文庫)

サヨナライツカ (幻冬舎文庫)

 

 

夜明けの街で

ミステリーと不倫。ハマってく不本意さ。オチはスッキリ。

夜明けの街で (角川文庫)

夜明けの街で (角川文庫)

 

 

アヒルと鴨のコインロッカー

面白い。騙された。キャラの個性が魅力的だった。

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

 

 

舟を編む

辞書作りがよくわかる。想いを継いでくれて、辞書作りに向いている人がいて安心した。

舟を編む (光文社文庫)

舟を編む (光文社文庫)

 

 

カラフル

ファンタジー?夢の中みたいな感じ。生まれ変わっても自分になりたい(なりたくないけど)そんなふうに一瞬思わせる。

カラフル (文春文庫)

カラフル (文春文庫)

 

 

失はれる物語

生きてるのに死んでいるような、暗い闇の中でせつない話。目が見えるって幸せ。

失はれる物語 (角川文庫)

失はれる物語 (角川文庫)

 

 

クリムゾンの迷宮

サバイバルゲーム?面白かった。最後ゾッとしたけど、どうなるのか次ページが気になって、どんどん読めた。

クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

 

 

螺旋の手術室

これから読む本。

螺旋の手術室 (新潮文庫)

螺旋の手術室 (新潮文庫)

 

 

残酷すぎる成功法則

教授おすすめ。まだ序盤で途中なので、来年読む。

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

 

 

 

今年は30冊?もっと読んだ感じしたけど。

図書館本を一回も借りてないので、だいぶ散財した1年。

来年はもっと魅力的な本に出会いたいな。